カメラメーカーの違いと特色

はじめに

どのメーカーがいいとか悪いとかを論じているつもりはありませんが、もしも不快に思われたら申し訳ありません。

カメラは自分のイメージや好みの写真を撮る道具であり、いいとか悪いとかなく、自分に合うか合わないかであると思っています。

 

各社世界シェア

レンズ交換式(一眼レフ+ミラーレス)の、ここ10年の年間販売台数のメーカー別世界シェアは

Canon40%

ニコン30%

ソニー10〜15%

サムスン5%前後(2014年撤退)

フジ5%以下(2012年参入)

オリンパス5%以下

パナソニック5%以下

ペンタックス1%前後

その他

多少数字は毎年動きますが、だいたいこのような感じです。

二大メーカー(Canon、ニコン)+その他、だと言うことがよく分かります。

 

センサーメーカー

()は採用メーカー

Canon(Canon)

ソニー(ニコン、ソニー、ペンタックス、富士フイルム、オリンパス、パナソニック)

ルネサス、東芝=現ソニー(ニコン)

アプティナ(ニコン)

Cmosis(ライカ)

画像処理エンジン

Canon

ソニー

ソシオネクスト=旧富士通+旧パナソニック(ニコン、ソニー、ペンタックス、富士フイルム、オリンパス、パナソニック)

 

RAWデータについて

RAW=生という説明がよくされていますが、RAWデータ出力以前の段階でエンジンによる何らかの処理が行われています。

一番分かりやすい証拠がペンタックス、リアル・レゾリューション・システムやオリンパスの50Mハイレゾショット、ソニーのスカイHDRです。複数枚の画像を合成して、RAWの高画素データを作るシステムです。合成したデータがRAWデータとして出力されているわけです。RAWは生を指す言葉ではないということが以上の例でおわかり頂けると思います。

そのように各社画像処理エンジンがRAW出力以前になんらかの関与をしています。

確実にどのメーカーもノイズ処理はしていると思います。メーカーによっては周辺減光補正としていることもあります。シャープネスの調整など、RAW生成時どのようにエンジンが関与しているかは公表されていないので、画像を見て推測するしかありません。

その処理がメーカーの特色として現れます。なので同じセンサー同じレンズを使って、現像ソフトで同一に調整しようとしても厳密には同一にならないはずです。

 

絵作り

画作りはレンズ+センサー+エンジンで決まります。

RAWデータの項目で書きましたが、RAW段階で各メーカーの画作りは作用しています。

 

 

各メーカー

Canon

世界シェア1位

自社センサー自社エンジン

・画作り

ユーザー数が多いせいもあるかもしれませんが、ネットで写真を見ているとぱっと眼をひく写真が多いです。Canonの特徴というとそこなんです。線が太く見栄えのいいポップでキャッチーな画作りだと思います。

kissはママカメラとして売り出されていたようですが、明るく柔らかい画作り(言い換えるとポップでキャッチー)子供らしい雰囲気の写真を撮りやすいのではないでしょうか。

ポートレートや料理に特に合う画作りがkissだけでなくCanonの特色だと思います。

動体

Nikonと並んでAFも非常に早く正確でスポーツなど動き物にも適しています。

その他

またレンズラインナップも非常に多いです。

自分としてはグリップも一番握りやすいです。

さすがずっと世界シェア1位をキープしているメーカーだなと思います。

ポップでキャッチーな画作りからも分かる通り、機能面でもCanonは徹底してユーザーのニーズを満たそうとするメーカーです。特にSONYとは真逆です。

 

NIKON

世界シェア2位

センサー=ソニー、アプティナ(D5)、2016年以前のモデルは東芝、ルネサスも採用

エンジン=Milbeaut(ソシオネクスト)

報道カメラとしてよく使われているそうです。

また鉄道やモータースポーツなどを撮っている方が多いように思います。

画作り

結論から言うとかっこい画作りです。

 

画作りは鉄道やモータースポーツなど無機質なものをかっこよく撮れる画作りだと感じます。

こどもの写真などを見るとCanonとは雰囲気が大きくちがって、かっこいいというかクールな写真が多いと思います。

借りて使ってみると自分の思う肌の色をなかなか出せませんでした。

人物を撮ってもかっこいい作風のポートレートに合うのではないかなと思います。

動体

AFもCanonと同じく非常に早く正確で動き物を撮る人は二大メーカーから選ぶのが無難ではないでしょうか。

その他

二大メーカーだけあって、レンズも豊富です。

Nikonも画作りがあらわすように、機能やデザインもNikonのイメージは無骨でかっこいい、ではないかと思います。

動画は2017年現在もっとも力を入れていないメーカーです。無骨な感じですね。

実際コラボモデルが出ていますが、DOMKEがよく似合うメーカーです。

 

SONY

自社センサー自社エンジン

世界シェア3位

コニカミノルタのαというカメラシリーズをSONYが引き継ぎました。

画作り

よく誤解されていますが、SONYの「αの画作り」は全メーカーで一番さっぱりしています。よく言えばレタッチしやすい画作り、悪く言えば地味です。

よく誤解されるのは、RXシリーズではないcybershotの廉価機が派手な画作りなので、そのようによく誤解されているようです。

αとRXシリーズはミノルタの画作りがベースになっています。

動体

動体はCanonNikonに比べると弱いですが、α9はCanonNikonを超えたと言われています。

また廉価機や入門機として現在扱われている、α6000はCanonNikonの中級機並の動体性能ではないかと思います。

α6000とα9は動体に強いですが、その他の機種は同価格帯のCanonNikon機より動体は向いていないかもしれません。

その他

2012年にオリンパスの社長がSONYのセンセー技術は世界1だと言い切ったことがSONYの一番の特色ではないでしょうか。センサーのSONYです。

SONYはユーザーのニーズを満たそうとするCanonと真逆で、こんなものを作りました、どうでしょうか?というメーカーです。悪くいうとSONYに振り回されるユーザーも多いかもしれません。

ユーザーを大事にしていないのではなく、ベータやMDの扱いを見ると、非常に面倒見のいいメーカーではないかなと思います。相手の意見は聞かないけど、自分の事を好きな人は徹底的に大事にする、そういうイメージです。

レンズラインナップはCanonNikonより劣ります。

 

PENTAX(リコーイメージング)

センサー=ソニー

エンジン=Milbeaut(ソシオネクスト)

ここ10年で二度の身売りをしているメーカーです。

画作り

ペンタックスは触った事もありません、なのであまり書きません。

画作りは自分はあまり好みではないです。

ネットではビビッドな色調の写真をよく見かけます。

動体

ネットや雑誌の評判では動体は弱いです。

 

FUJIFILM

センサー=ソニー

エンジン=Milbeaut(ソシオネクスト)

画作り

APS‐C専業メーカーです。(互換性の無い中判カメラも販売しています)

月刊カメラマン2017年2月号を読むとFUJIFILMとしてはPCでのRAW現像はあまりして欲しくないようで、JPEG撮って出しか、レタッチはカメラからTIFFで出力したものが推奨のようです。

フジは買って使ってみたのですが、RAW段階でかなり大きくエンジンが関与しているようです。

人肌は滑らかで赤みが強い、SONYの美肌モードに近い印象を持ちました。

Canonと画作りそのものは違いますが、方向性は同じで、FUJIFILMはキャッチーで見栄えがよく、しかし品を感じる写真だなと思います。

動体

動体AFは弱いです。

その他

ユーザーのニーズを満たすというより、FUJIFILMはここにこだわっています、どうでしょうか?というメーカーのイメージです。

ある意味SONYに近いです。SONYはこの新技術どうでしょうか?という感じで、FUJIFILMはこのこだわりはどうでしょうか?というイメージです。

 

M4/3

M4/3はPanasonicとOLYMPUSが採用する規格の名称で4/3インチというセンサーサイズを表しています

4/3インチはフルサイズやAPSCよりセンサーサイズが小さいので、特に高感度や、ダイナミックレンジで不利です。

画質面では不利ですが、センサーサイズが小さいことの利点も大きいです。

ボディとレンズが小さく取り回しが便利、携帯しやすい。

センサー手ぶれ補正が強い

連写や動画に強い。

主にこのような点が利点になります。

Panasonic

ここ数年は動画に特に力を入れているのではないでしょうか。

YouTuberさんにとても人気があります。

OLYMPUS

Panasonicと比べると静止画に力が入っています。

フラッグシップモデルのEM1mk2はシャッタースピード10秒で手持ち撮影ができると言われれるほどの、強力な手ブレ補正が強みです。

連写も非常に高速です。

廉価機は女性を意識したような機種になっていて、女性向けのカラープロファイルも豊富です。

 

GoPhoto.work(金沢市)出張カメラマン、出張撮影、写真の仕事のページ

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