SEL135F18GMについて
bluetoothリモコンの新世代とかぶってしまいました。
それでも新時代のレンズと言いたいレンズです。
85mmはミノルタからの伝統ですが、135mmはソニーのお家芸と言ってもいいレンズではないでしょうか。
SAL135F18ZはAマウントでは85mmと並んで評判のいいレンズでした。自分も相当気にいっていたレンズでした。
最大撮影倍率0.25バイと寄れるレンズで、引いて良し、寄って良しと万能レンズという意味でも重宝していました。
SONY ILCE-7RM3 (59mm, f/13, 1/60 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (48mm, f/13, 1/60 sec, ISO100)
左は2470GM
SONY ILCE-7RM3 (35mm, f/13, 1/60 sec, ISO100)
仕様
最大径x長さ | 89.5 x 127 |
重さ | 950g |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
最短撮影距離 | 70cm |
絞り羽根 | 11枚 |
レンズ構成 | 10群13枚 |
特殊レンズ | XA1、スーパーED1、ED1 |
仕様上の特徴
鏡筒がマグネシウム合金、今までは多分アルミだったのではないかと思います。
リニアモーターを前後2機ずつ4機搭載。
ネガティブな作例
ボケ1
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/160 sec, ISO4000)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/160 sec, ISO3200)
ボケ2
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/4000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
作例
SONY ILCE-7RM3 (100mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/2.5, 1/6400 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/1000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/160 sec, ISO500)
SONY ILCE-7RM3 (119mm, f/13, 1/100 sec, ISO100)
α7RⅣ
SONY ILCE-7RM4 (135mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (135mm, f/1.8, 1/2500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (135mm, f/1.8, 1/500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (135mm, f/1.8, 1/2000 sec, ISO100)
解像度 同じ画像を拡大
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
近接の絞り値による変化
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/2500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/2.8, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/4, 1/640 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/8, 1/160 sec, ISO125)
SEL100F28GMSTFと比較
135GM F1.8
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/1.8, 1/2000 sec, ISO100)
100GM F2.8
SONY ILCE-7RM3 (100mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO100)
135GM F2.8
SONY ILCE-7RM3 (135mm, f/2.8, 1/1250 sec, ISO100)
感想
ボケ
ボケは結構気をつかっています。というのも、適当に撮ると悪いところがでやすいからです。
SAL135F18Zと比べると、ボケはよくないですが、
他社はネットの作例を見ただけですが他社の135mmと比べるとかなりボケはきれいだと思います。
上のネガティブ作例で出したましたが、レモンボケはある程度でますし、2線ボケもぐるぐるボケもでます。
ただ相当被写界深度が浅いので、大ボケさせるときれいにボケてくれます。レモンボケも距離を調節して大きくぼかせば、丸くなりますし、大ボケさせればごまかせる場面もかなり多いと思います。
STFと比べる人が多いようですが、STFとは全然ボケの質は違います。
言葉にするのは難しいですが
STFはとろけるボケ味
135GMはとろけさせているボケ味
というのが自分の感想です。
解像
ピントはうっすいですが、解像は開放から繊細に鮮明に解像します。圧巻の解像力ではないでしょうか。
タンポポの作例ですが、この距離から撮って花粉まで描写しています。
緻密というよりも繊細かつ艶を感じます。
AF
AFは驚きました。
しずかに、すーーっという音がしそうなくらいなめらかに挙動です。
そして速い。
リニアモーター四機の威力は一瞬で実感できます。
ただ深度がものすごく浅いので、注意が必要です。
総評
カメラを構えるまではスペック通り大きく重いですが、重量バランスがいいので、撮影時はほとんど重さが気になりません。
100GMと同じく倍率0.25の中望遠で用途がかぶるかなと心配でしたが、
ボケだけでなく、性格も全然違うと思います。
100GMはヌケの良いレンズです。少女のような透明感を感じます。
135GMはクリアで艶を感じるレンズだなと感じています。
135mmは解像力の高いレンズが多いので、そういう設計のしやすいレンズなのかもしれませんが、今までのGMレンズとはなんだったのかというほどの解像力です。
新時代の解像力です。
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