α7R Ⅱ(ILCE-7RM2) 長期使用レビュー(2年)

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α7R2について

SONY不信にさせたカメラ

散々Eマウントフルサイズは計画はないとSONYは言っていましたが、2013年11月α7とα7Rを発表しました。α7Rを購入しました。

さらにその1年後5軸手ブレ補正を搭載したα7Ⅱが発売されました。

その半年後五軸手ブレ補正を搭載し、大幅にセンサー性能を向上させ、ファインダーもかなり進化した2015年α7R2が発表されました。

価格は当時ソニーストアで税込み45万円ほどだったと思います。

2016年にはα6300とRX10m2が発売され、その半年後α6500とα10m3が発売されました。

SONYはいつ何をしてくるか分からない怖さを感じました。

ほとんどのカメラ製品は製品サイクルがある程度決まっていますが、SONYEマウントはいつ何が起こるか分からない状態です。

普通は製品サイクルがある程度読めるので、発売日に買えば4年使えるな、1年後これくらい値下がりして、値下がりした状態から何年使えるなと計画をたてれますが、SONYEマウントは計画をたてられません。

そして、α7R2からたった二年で2017年11月25日α7R3が発売されます。まったくのこちらの予想を裏切る発売サイクルです。

カメラは自分にとって必要な機能を見極めて買うものですが、逆に言うと自分にとって必要な機能が搭載されていれば、ものすごく欲しくなります。

しかし、お金には限りがあります。

 

嫌いだったα7R2

自分は大きく重いレンズを使うことが多いので、α7シリーズのグリップはどれだけ改良されても、小さいです。

大きく重いレンズを使うと右手でしっかりホールドできていないと、設定ダイヤルやボタンを操作しにくいのです。

なので、大きなレンズのときの操作しにくさはひどいものでした。

 

良いグリップとは

右手親指と人差し指で、主にカメラを操作します。

操作する時に、中指、薬指、小指が動くとファインダーも動きます。

よいグリップとはファインダーを構えながら、ファイダー位置がずれずに操作できるものがいいグリップだと思っています。

α7R2はα7Rに比べるとかなり改善されていましたが、どうしてもサイズの限界があるので、グリップは厳しいものがあります。

 

α7R2を大好きになった理由

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純正グリップエクステンショGP-X1EMのおかげで操作のしやすさが一気に改善されてα7R2が大好きになりました。

600g以上のレンズを使う方は必須だと思います。

以前の記事にも書きましたが、

http://gophoto.work/α7rⅡ、純正グリップエクステンションカスタマイ

 

グリップの改善は色々試してきたましたが、純正グリップが魔法がかかったかのように改善してくれました。

純正グリップを使用しだしてから、一気に使用頻度があがり、総撮影枚数を見ると、α99Ⅱよりもつかっています。

使いやすさはα99Ⅱの方が上ですが、使いたいレンズがα7RⅡの方が多いからということもあります。

http://gophoto.work/α99Ⅱ長期使用レビューilca‐99m2

https://gophoto.work/α7rⅢ二ヶ月使用レビュー

作例

ファーストショット

SONY ILCE-7RM2 (55mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM2 (90mm, f/2.8, 1/400 sec, ISO100)

 

 

SEL1635Z

 

 

 

 

SEL2470GM

 

 

 

SEL55F18Z

 

 

SONY ILCE-7RM2 (55mm, f/1.8, 1/8000 sec, ISO100)

 

 

SEL35F14Z

 

 

SONY ILCE-7RM2 (35mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO640)

 

 

SEL100F28GM

 

 

 

SEL90M28G

ILCE-7RM2 (90mm, f/7.1, 1/100 sec, ISO320)

 

 

 

 

感想

画質

D800シリーズや、α7R、K-1に搭載されている36MPセンサーよりも明らかに上の画質のセンサーです。

一番違いを感じるのはヌケの良さです。

ヌケの良さが36MPセンサーとは全然違います。

同じ42mpセンサーのα99Ⅱをつかっていてもヌケの良さを感じます。

ヌケとの良さというのはセンサーのテスト評価項目には直接はいってこないのですが、

センサーテストの項目言うと多分低感度のノイズの少なさと階調の豊かさがヌケの良さを表しているのではないかと思います。

高感度やダイナミックレンジ(特にハイライト側の補正量)も大きく進化しているように感じます。

 

操作性

操作性は上に書いたとおりですが、グリップを付けると大幅に改善します。

露出補正ダイヤルは自分は好きではありません。位置も悪く、上の良いグリップの条件に書いた、操作する時に構図がずれないと条件に合いません。

ボタン数もどうしても少なく、α99Ⅱに比べると設定の煩わしさを感じる場面が多いです。

 

ファインダー

α99Ⅱと同じファインダーです。

EVFならでは0.78倍の大きなファインダーは素晴らしいです。

また、EVFのメリットはファインダー内で全ての設定とプレビュー表示ができるので、ファインダーをずっと覗いたままの状態を保てることで、集中力が途切れません。

 

総評

α99Ⅱと比べるとネガティブな部分が多いですが、

レンズの選び方で、

・コンパクトで高画質なカメラ

・いいレンズを使えば最高画質のカメラ(2017年10月現在DxOセンサーテスト二位)

という2つの側面を見せてくれるカメラです。

どうしても荷物を減らしたい時には軽いレンズとのセットで持ち出すこともあります。

α7R3は公式サイトでは1段の高感度改善と書いてありますが、同じセンサーなので、RAWではそこまで大きく高感度かわらないのではないかと思います。

R3との画質比較は実写サンプル待ちですが、価格差を考えると使用の仕方によりR2で十分ではないかと思います。

最初はSONY不信にさせ、また、操作性の悪さもあって大っ嫌いなカメラでしたが、今は大好きなカメラです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして。岐阜のhiro758123と申します。
    α7RⅢを予約中でネット―サーフィンしていたところ、このブログに出会いました。
    Peak DesignやRRSのLプレートにも興味がありますのでとても参考になります。
    今後ともよろしくお願いいたします。
    一点質問なのですが、お持ちのα7RⅡの”α”の部分がオレンジになっていますが、
    どのようにして変更されたのでしょうか?
    かっこいいので真似しようと思いましたのでご教示いただけると嬉しいです!

hiro758123 へ返信する コメントをキャンセル

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