1,構図の本は一冊は買っておいた方がいいと思います。
私が持っている本です。
風景&ネイチャー構図テクニック100 (玄光社MOOK テクニック100シリーズ)
しかし、全部覚える必要も実践する必要もありません。
というよりも再現出来ません。
他の写真を見た時に、
「ああ、この構図見たことある」とたまーに思うことが大事です。
とりあえず一度パラパラ眺めるだけでいいと思います。
気になったところは重点的に読んで、たまに読み直す。
その事が前提条件で、次の2です。
2,色んな作品を見る
写真集を買う
カメラ雑誌を見る
写真展に行く
写真用のSNSを見る
雑誌の中から気にいった写真を切り取ってスクラップブックを作りましょう
上達の近道は模倣です、模倣するためにはまず見ないといけません。
私が少年や青年だった頃、業種問わず「誰も教えてくれない見て盗む物だと」という言葉をよく聞きました。
年をとっただけか、時代の流れなのか分かりませんが、最近めっきり聞かない気がします。
この言葉の本来の意味と少しずれますが、模倣が上達の早道だという意味にもとれると思います。
言葉をしゃべれないような、乳児幼児は親の模倣をして成長していきます。
自分のオリジナリティとか自分の個性とか、自分の表現とかそれも大事なことですが、模倣も同時に大事なことです。
模倣すべきは写真だけではないのです、
絵画
映画
ドラマ
旅番組
雑誌
全て構図があります。
小学校や中学校で新聞のレイアウトを習ったことがありますが、
新聞のレイアウトもある意味構図です。
チラシのレイアウトもそうです。
どこをどう強調して見やすくするかがレイアウトだと思いますが、文字、文章のレイアウトも構図を学べると思います。
触れる物全て、写真に置き換えて見てみると見方がかわって楽しいと思います。
3,印象に残っている作品について考える
印象に残っている作品やシーンみなさんは何か思い浮かびますか?
その作品やシーンを構図として言葉にしてみましょう。
例えば鼻のシベがアップで写っているでもいいです。
私の場合はぱっと思いついたのは
①キスシーンとかで夜、背景が玉ボケがいっぱいのシーン
②エヴァンゲリヲンQのオープニング、ローアングルからの煽り構図で操縦席を一周するシーン
③おれはキャプテン(野球漫画)のオープニングで引き構図俯瞰で練習風景を描くシーン
自分はこの3つがぱっと思い浮かび言葉にするとこんな感じです。
①はボケ量が大きい+玉ボケが印象に残っているということです。
②は冒頭で煽り構図出てきたことが印象に残ったということです。
③は冒頭で引きの俯瞰が印象に残ったということです
②③は冒頭であることが共通です。冒頭の場合タイミングなので写真の構図とは直接関係ないかもしれませんが、作品発表では役立つのではないでしょうか?
印象に残ったものを言葉にするということは、感覚を論理化、構造化することです。
印象に残った理由をより細かく論理化、構造化できるようになることは再現の実現性があがっていくことを意味します。
それは自分のものになったということでもあります。
料理でいうとレシピを見抜いていく感じでしょうか。
一旦話はずれます。
おいしい料理を食べた時
とりあえずラーメンにしときます。
これは豚骨ベースかな魚介もダシに使ってるな
これくらいは素人でもわかると思います。
問題は隠し味で、隠し味なので普通は分かりません、分からない味だから必要のない材料ではないですよね。
そして経験を積んだ料理人さんや、グルメの方なら
玉ねぎで甘みを出してる
すこーしカレー粉が入ってる
とか隠し味もある程度判別することができるのではないかと思います。私はできません。
そのように初めはその写真やそのシーンの裏にある技術は分かりません。
向き合って言葉にしてその裏にある技術を知っていくことが大事だと思います。
まとめ
1,構図の本を一冊持っておく
2,色んな作品を見る
3,印象に残っている作品について考える
次回3についてもう少し続きます。
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