フォトグラファーに必要な能力
どんなジャンルも共通して必要な能力は構図力だけではないでしょうか。
光を見る目と、光を作る能力は別の能力ではないかなと思います。
両方に優れた人はもちろんいますが、光を作る能力が高い人が、かならずしも光を見る目が高いわけではないと思います。
光を見る能力が高くても、作り込みがどうしても性に合わない人もいます。
必要な能力はジャンルや自分の撮りたい写真によって違うと思います。
考察
とりあえず暫定的にざっくりですがこのように分類してみました。
スナップ写真
着眼点、瞬発力
動きもの
下調べ、動的技術、忍耐
風景写真
風景写真は風景を探す人と、有名な風景をいかにきれいに撮るかというパターンがあると思います。
風景を探す人は着眼点が大事になります。
その他にこのような能力が必要ではないかと思います。忍耐力、行動力、アウトドア能力、下調べ。
ポートレート
ライティング力、演出力(指示)
スタジオ物撮り
ライティング力、演出力(作業)、
能力をグラフ化
数値化してグラフ化してみました。
あくまでざっくり暫定的なものです。
スナップが得意人の例
風景探しが得意な人の例
風景と物撮りが得意な人の例
さらに細分化
以下だけでなく、上記カテゴリーはもっと細分化できるのではないかと思います。
光と影
いろんな写真を見ていると影のいかし方が上手な人っています。影の使い方が上手で光の使い方も上手な人もいます。
自分は影のいかし方が下手だなーと思っています。
上記でいうと光を見る力のカテゴリーになってきますが、影をいかすというのもうまく言語化、カテゴリー化できないものかなと思います。
直線と曲線
自分は線をいかすのが苦手です。
線を特徴的にいかせる空間の広がり、奥行き感の表現がでてきます。
これは構図の問題です。
構図についても線をいかした構図が得意とか、全体のバランスをとるのが得意とか、構図の中でもカテゴリー化できるのではないかと思います。
まとめ
自分が撮りたい写真を撮る時にどういう能力、どういう技術が必要かということを考えてみると面白いかなと思ってこういうことをしてみました。
ちょっと写真に慣れてくると、他人の写真の悪いところ、欠点がよく見えるようになります。そういう分析も大事で、自分も磨かれると思いますが、
公開(発表や展示)している人は何か考えや、感動があるから公開している写真なので、
その人の意図や、いいところを探す、いいところを分析して、言語化したり、カテゴリー化していくことはもっと大事な事ではないでしょうか。
いいところを探すことによって、自分の写真の感性や知識も磨かれると思いますし、またいいところを指摘できれば、相手の方もさらに磨かれていくはずです。
撮影するときは自分の感性を尖らせることが大事だと思います。
撮影だけでなく見ることも大事なことで、見る時は多様性を認める視点で見ることが大事ではないかとおもいます。多様性を認める見方が、いいところ探しの見方だと思います。
撮影者であると同時に鑑賞者です。鑑賞者としては、多様性がなくなると自分の価値観にとじこもっていくだけではないかと思います。
一番大事な能力は、構図と最初に書きましたが、鑑賞者としての私の感性の多様性が一番大事だということを自分に言い聞かせるためのブログでした。
コメント