α7R4 LCE-7Rm4 レビュー
高画素フルサイズカメラのスペック比較
基本スペック
スマホは横向きで一覧表示できます
α7R4 | Z7 | S1R | α7R3 | |
センサー
エンジン |
61mp裏面照射センサー
有効画素約6100万 総画素約6250万 35.7×23.8mm 2017BIONZX |
45mp裏面照射センサー
有効4575万 総画素4689万 35.9×23.9mm 2018 EXPEED6 |
有効画素4730万 総画素5044 36.0×24.0mm ヴィーナスエンジン |
42mp裏面照射センサー
有効画素約4240万 総画素約4360万 35.9×24.0mm 2017BIONZX |
センサー防塵 |
X |
X | スーパーソニックウェーブフィルター | X |
外形寸法
幅x高x奥行 |
128.9×96.4×77.5 | 134×100.5x67mm | 148.9x110x96.7 | 126.9×95.6×62.7 |
本体のみ重量 | 578g | 585g | 約898g | 約572g |
記録メディアスロット | SDスロットx2
(uhsⅡx2) |
XQDスロットx1 | XQDx1
SDx1 |
SDスロットx2
片方のみUHS-Ⅱ |
ファインダー | 576万ドット
倍率0.78倍 |
369万ドット ファインダー倍率約0.8倍
|
576万ドット
倍率0.78倍 |
369万ドット
ファインダー倍率0.78倍 |
液晶モニター | 144万ドット
チルト |
210万ドット
チルト |
210万ドット
三軸チルト |
144万ドット
チルト |
タッチパネル | ○ | ○ | ○ | ○ |
マルチセレクター(ジョイスティック) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ダイヤル数
|
5
前後ダイヤル 露出補正ダイヤル 背面ダイヤル モードダイヤル |
3
前後ダイヤル モードダイヤル |
4
前後ダイヤル 背面ダイヤル モードダイヤル |
5
前後ダイヤル 露出補正ダイヤル 背面ダイヤル モードダイヤル |
物理ボタン数 | 15
(11+背面ダイヤルの上下左右) |
15? | 15
(11+背面ダイヤルの上下左右) レバー2 |
15
(11+背面ダイヤルの上下左右) |
USB-C |
USB 3.2 Gen1 |
○ | ○ | ○ |
USB充電給電 | 充電給電○ | 充電のみ | 充電給電○ | 充電給電○ |
バッテリー | NP-FZ100
2200mAh |
EN-EL15b
1865mAh |
DMW-BLJ31 ? |
NP-FZ100
2200mAh |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約530枚 | ファインダーのみ使用時:約330コマ | ファインダー時約360枚 | ファインダー使用時:約530枚 |
防塵防滴 | 配慮。完全に防ぐものではありません。R3より改善? | 高い防塵・防滴性能を確保 | イナス10℃まで耐えうる、防塵・防滴・耐低温 | 配慮
完全に防ぐものではありません。 |
シャッター耐久 | 約50万回 | 約20万回 | 約40万回 | 約40万回 |
撮影スペック
スマホは横向きで一覧表示できます
α7RⅣ | Z7 | S1R | α7RIII | |
ファインダーブラックアウトフリー | X | X | X | |
電子シャッター(サイレントシャッター) | ○ | ○ | ○ | ○ |
アンチディストーションシャッター | X | X | X | |
フリッカーレス撮影 | ○ | 静止画フリッカー低減撮影 | ○ | |
手ブレ補正 | 5軸5.5段 | 5軸5段 | 6段 | 5軸5.5段 |
ピクセルシフトマルチ撮影 | ○240MP | ○ | ○ | |
瞳AF | ○ | ○ | ○ | ○ |
リアルタイム瞳AF | ○ | X | X | |
専用レンズ以外での瞳AF | ○ | ○ | ||
AF測距点合計 | 493点 | |||
AF測距点(位相差) | 527点 | ? | X | 399点 |
AF測距点(コントラスト) | 425点 | ? |
225点 |
425点 |
AF検出輝度範囲 |
EV-3-20 |
-1~19 EV | EV -6~18 | EV-3-20 |
連写性能 | Hi+時:最高約10コマ / 秒
Hi 時:最高約 8 コマ / 秒 Mid 時:最高約 6 コマ / 秒 Lo 時:最高約 3 コマ / 秒 |
最高9コマ
14bit8コマ |
高速約9コマ/秒
約6コマ/秒(AFC時) 中速約5コマ/秒 |
Hi+時:最高約10コマ / 秒
Hi 時:最高約 8 コマ / 秒 Mid 時:最高約 6 コマ / 秒 Lo 時:最高約 3 コマ / 秒 |
連続撮影可能 枚数(圧縮RAW/12ビット記録) |
RAW+JPEG 約68枚 |
20枚程度? | RAW+JPEG連写:35枚以上 | RAW+JPEG 約 76 枚 |
ミラーレスの王様
α7R3よりも大きな進化をしていると思います。
ましてや、α7R2とは別物ではないででしょうか。
EOSR5の発売も近づいているようですが、
現時点では王の中の王。
とってもオーソドックスなカメラに仕上がっていると思います。
α9Ⅱのシャッター幕にによるセンサー保護機能がつけば向こう10年いけるのではないでしょうか。
画質
RAWでadobeカラー、デフォルトのまま書き出し
SONY ILCE-7RM4 (70mm, f/7.1, 1/80 sec, ISO2500)
等倍
等倍でみるとISO2500でザラザラノイズですし、
低感度で暗部を持ち上げてもノイズは出やすいですが、
カラーとかディテールが残っているように思います。DxOはノイズ量の測定だけなので、DxOの数字には出ない部分ではないかと思います。
現像できっちり追い込んで、適切な鑑賞サイズで見るにはR3の42MPセンサーよりパワーアップしていると思います。
画素数だけでなく、より情報量の豊富なRAWデータを出力してくれているのではないかと思います。
α史上最高画質です。
自分としては将来的に、あと1段ダイナミックレンジが広がってくれないかなと思います。
操作性
ボタン配置は大きくは変わっていませんが、使ってみないとわからない細かい変更が多々あります。
グリップの形状も相まって、操作性も1段向上したのではないでしょうか。
リアルトラッキングAF
AF-Cと何が違うんだろうと思ってしましたが、
一点AF(フレキシブルスポットAF)は、その中央一点のAFエリア内でしかAFしませんでしたが、
リアルトラッキングAFは最初に任意の一点にあった被写体を画面全域で追従します。
IMG_52271
瞳を認識すれば瞳を追従します。
静止物主体の方にも、有効性の高い機能だと思います。
特に風にたなびく、花なんかに良いではないでしょうか。
撮影スタイルを一変させるようなすごい機能です。
ファインダー
ファインダーはとても自然でみやすく、EVFの完成にかなり近づいたのではないでしょうか。
作例
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/5, 1/40 sec, ISO125)
SONY ILCE-7RM4 (90mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (16mm, f/14, 1/15 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (20mm, f/7.1, 1/500 sec, ISO100)
まとめ
高画素番長ではありません。
高画素でありながら全方位にバランスのとれた、素晴らしいカメラです。
いつまでSD引っ張るんだろうという思いもありますが、
現時点で最高のカメラではないでしょうか。
現在の技術によるセンサー(画質)の性能はかなり限界に近づいたかもしれません。これ以上を求めるには大きな技術革新が必要かもしれません。
価格はかなりお高いですが、
もしも購入候補に入っているなら、買わない後悔はするかもしれませんが、買って後悔することはないと思います。
コメント