ミラーレスのメリットとデメリットを考える2018

ミラーレスカメラと一眼レフのメリットとデメリットを考える2018

 

前記事でも書きましたが、

CANONニコンはライブビューで絞り値による被写界深度を常時確認できないことはミラーレスの大きなメリットを放棄していると思います。

なので一眼レフに対するミラーレスの利点を確認したいと思います。

1,AFエリアの広さ

2,瞳AF?

3,シャッターをきる前にライブビューで撮影結果を事前に確認できる。

4,ファインダー内で全て完結する

5,小型化(主に薄型)

6,ボディ内手ぶれ補正

7,ブラックアウトフリー

以上7点がメリットではないかと思います。

 

 

目次

AFエリアの広さ

像面位相差AFによってファインダー内ほぼ全域で高速AFが使えます。

一眼レフは構造上どうしても中央付近しかAFができません。

今まで花マクロはMFで撮るのが基本でしたが、画面隅にスポットAFを持ってきて、AF-C(追従AF)さらに5軸手ブレ補正で撮る方が精度が高いくらいです。

四隅にAFポイントを設定できることは大きなメリットがあることは使ってみるとすぐに分かると思います。

 

 

瞳AF?

瞳AFはコントラスト認識によるものでミラーレスのメリットだと思っていましたが、α99m2は位相差のみで瞳AFをしています。なので、もしかしたらミラーレス特有のメリットではないかもしれません。

瞳AFはポートレートというよりも人物スナップで特に威力を発揮します。

最も顕著なのはこどもスナップ写真ではないでしょうか。

 

 

シャッターを切る前にライブビューで撮影結果を事前に確認できる。

一眼レフも背面液晶で可能だと思います。背面液晶だとAFが遅く、また構えが安定しないので、構えが安定しやすいファインダーでできるのは大きなメリットです。

露出、WB、カラープリセット、コントラストそういったものを認識しながら撮影ができます。

また、「常時絞り反映」もできる機種が多いです。富士フィルム、CANON、ニコンのミラーレスはできません。絞りプレビューボタンを押す必要があります。。

被写界深度を常に確認できるので、ピント範囲や、ボケのコントロールがしやすくなります。

なので、出来上がりの写真とまったく同じものを撮影前に確認して撮れるので、イメージを作品に詳細にすり合わせながら撮影できます。

さらに任意の部分を拡大しながらピント合わせもできますし、ピーキング機能も使えます。

 

 

ファインダー内で全て完結する

これまで背面液晶を使わないと設定出来なかった項目も、全てファインダー内で変更や確認ができます。

撮影後のプレビューもファインダーで見れますし、撮影前に拡大ピント合わせもファインダーでできます。

背面液晶と違って外光に影響されることもありません。

撮影前も撮影後の確認も全てファインダーから目を離す必要がないため、没入感や集中力に切れ目ができません。このことも大きなメリットだと感じています。これは実際に長時間撮影してみないと分からないメリットだと思います。

 

 

薄型化(小型化)

レフが無いため、薄型化できます。それはコンパクト化のメリットもありますが、

薄型化はフランジバックの短縮で、レンズ設計の自由度が高まるそうで、光学性能の向上につながるようです。

 

 

ボディ内手ブレ補正(センサーシフト)

一眼レフ

一眼レフではボディ内手ぶれ補正だと写真に対して適用されていますが、ファインダー像には適用できません。

ファインダー像に手ブレ補正効果を適用させるためにはレンズ手ぶれ補正である必要があります。

そのことによって、超望遠レンズが使いやすくなります。

なので、レンズ式もセンサーシフトも撮影結果(写真)には手ぶれ補正効果が適用されますが、レンズ式の場合はファインダー像にも適用されるので、一眼レフの場合はより恩恵が大きい方式になります。

ミラーレス

ミラーレスではセンサーシフト式でもファインダー像にリアルタイムで手ぶれ補正がかかります。

センサー式はミラーレスの場合レンズ式と同等の恩恵を受けることができると言えます。

しかし、それだけではありません。

センサーシフト式の場合手ぶれ補正を5軸化できます。レンズ式は3軸です。3軸よりも5軸の方が効果(効果範囲)は大きくなります。

一眼レフでもボディ内手ぶれ補正による5軸補正ができますが、ファインダー像が安定しないデメリットがあります。

ファインダー像の安定と5軸補正両立がミラーレスの大きなメリットです。

5軸と3軸の違いは以下のサイトが詳しいと思います。

[blogcard url=”http://nijikarasu.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/5-2-e22a.html”]

 

 

サイレント撮影+ブラックアウトフリー

サイレント撮影はどの機種でもできますが、動体の場合ローリング歪みがでます。

α9はローリング歪みがほぼ出ずに、完璧なサイレント撮影ができます。

さらにメカシャッターでは実現不可能なブラックアウトフリーという全く新しい撮影体験を可能にしています。

ブラックアウトフリーはα9とX-T3の特殊モードで可能なようです。

 

 

デメリット

デメリットはほとんどありません。

 

EVFの表示遅延

消費電力が大きいこと

撮影による感動が少ないという意見もあります。

 

 

まとめ

ミラーレスはm4/3が10年

APSCが8年

フルサイズは5年

最初はAFが遅いという欠点を抱えていました。軽さコンパクトさだけが取り柄だったと思います。

AFがデメリットからメリットだとはっきりと認識できるようになって3年くらいでしょうか。

ボディ内5軸手ブレ補正はたしか2012年頃オリンパスが初搭載だったと思います。

ブラックアウトフリーは去年α9で最初に実現されました。

パナソニックがフルサイズミラーレスに新規マウントで参入するという噂があります。

その際には今回7つのメリットを上げましたが、8つ目のメリットを追加できるような新機能を引っさげて登場してくれることを期待しています。

まだまだミラーレスは発展途上というか、伸びしろがたくさんあると思います。パナソニックだけでなく、各社の新技術に期待したいです。

 

 

 

 

 

一眼レフとミラーレスの違い

[blogcard url=”https://gophoto.work/ミラーレスvs一眼レフ・2017%E3%80%80ミラーレスと一眼レフ”]

 

 

 

 

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