購入までの経緯
実は標準ズームは6年間あまり使ったことがなく、SAL1680Z以来の購入、使用になりました。
単焦点信者のつもりはなかったのですが、なかなかタイミングがなく、24-120F4を待っていたという事とソニーは単焦点で魅力的なレンズがたくさんあって、標準ズームの購入が遅くなっていったのではないかと思います。
また以前は室内で明るさを稼ぐためにF1.4、F1.8のレンズを中心に揃えていたという事情もあります。(外部フラッシュは重いのと付け外しがめんどいのでここぞというとき以外はあまりつかってませんでした。)
評価の高いソニー製APSC16MPセンサーと比べても、ここ二年のくらいの(APSCを含める)ソニー製センサーは高感度がかなり高性能になってきているので、F2.8のレンズできっと、あらゆる場面が撮れるのではないでしょうか。
SEL2470GMは外観写真を見ていると大きすぎてこれは自分は買うことはないかなと思っていのですが、触ってみると意外とカメラとのバランスがよかったです、それでいつか欲しいなと思っていました。
自分の場合はだいたいの場面は1635のズームと70300と単焦点二本くらいでまかなえていたのですが、先日山の上から町並みと夕日を撮影しようとしていたときにやはり標準ズームが必要だと感じて購入に至りました。
仕様
https://gophoto.work/sony、eマウント、標準ズームスペック比較fe
解像力・解像感(実写)
真ん中の蜘蛛の巣の蜘蛛を拡大
中央少し下の赤い葉っぱを拡大
中央より少し右の白い家付近を拡大
ボケ味(実写)
追加作例
SONY ILCE-7RM2 (29mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM2 (48mm, f/6.3, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM3 (24mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
感想
デザイン、大きさ、重量
最初シナバーカラーのGマークを見た時は変だなと思いましたが、実物を見るとかっこいいです。
重さはまあ重いですが、フルサイズ用F2.8ズームとしては標準的で、なによりも7RⅡとの持った感じのバランスはいいと思います。
フィルター径が82mmなので鏡筒も大きいです。バッグにいれる時はかさばります。
解像感
42MPセンサーをしっかり解像しているのでないでしょうか?
真ん中のシダの立体感が自分は気に入っていて、光の加減もよかったのかもしれないですが、解像力とコントラストの捉え方あるからこその立体感ではないかと思っています。
ボケ味
他の標準ズームあまり使ったことはありませんが、上の楓の花の写った画像のボケ味もじゅうぶん素直できれいなボケ味で、下の画像は周辺に玉ボケを置いてみたのですが、口径食も少なく、年輪ボケもこの画像では確認できません。
総評
画像を見て頂いて分かる通り、素晴らしい画質です。
ARナノコートのおかげか色乗りが濃いです。
24-35mmでの円形での描写は1635GMより解像感は同等か上ではないでしょうか。
テレ側の評判が悪いようですが、ボケ味がきれいで、安い単焦点よりもきれいだと思います。
自分としては、広角は解像度が大事だと思っていますし、望遠の開放は解像よりもボケを求めたいです。
なので、解像度の高い広角で風景、ボケのきれいな望遠でポートレートや0.25倍の疑似マクロと一本で色んな役割をこなせるレンズだと思います。
SEL35F14Zは繊細な描写ですが、そういうレンズと比較すると力強い描写かなと思います。
標準ズームはベンチマークテストではあまりいいスコアがつかないようで、このレンズも同様です。ベンチマークテストはボケが評価されないので、いいスコアがつかないのではないでしょうか。
使っている感じでは、そういうベンチマークテスト以上の画質と価値を感じます。
標準ズームはSEL24105Gやタムロン28-75がありますが、強くおすすめしたいレンズです。
確かに大きいですが、持った感じのバランスがよくEマウントのズームを探している人には強くおすすめできるレンズです。
↓開発者インタビュー
https://gophoto.work/sony、eマウント、標準ズームスペック比較fe
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