ファインダー越しでアガるレンズ SEL85F14GM 長期使用レビュー

FE 85mm F1.4 GM レビュー

 

目次

SEL85F14GM

SEL85GMを購入しました。

各社85mmはポートレートレンズとして力が入っていますが、

ミノルタといえば85mmというほど、Aマウントにとっては特別なレンズです。

ミノルタの85mmf1.4G、85mmF1.4GLimited、SONYの85mmF1.4ZA(Planar)、さらに85mmF2.8まであります。

いずれも銘玉として、愛されてきたレンズです。

そしてGMasterレンズの最初のレンズとして、SEL2470GMとともに発表されました。

新しいレンズブランドの最初のレンズとして発売することは、やはり85mmはαのお家芸だという自負があるのではないでしょうか。

 

購入の動機

SAL85F14Zは一番のお気に入りレンズで、このレンズは一生使おうと思っていました。

しかし、ボディが高機能化し、高画素は問題ないのですが、高速AFには対応しきれていないと感じるようになっていました。

そう思っていた時にα7R3が発売され、α99Ⅱよりさらに一段上の瞳AFが搭載され、そこに対応できるレンズを揃えて行くときがきたなと思い購入に至りました。

 

スペック

ソニーストア

最大径x長さ 89.5 x 107.5
質量 820g
レンズ構成 8群11枚
フィルター径 77
最大撮影倍率 0.12
最短撮影距離 AF 0.85, MF 0.8
特殊レンズ XAレンズx1、ED3枚
ARナノコート
手ブレ補正 X

 

 

作例

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/1.6, 1/6400 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/1.6, 1/8000 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/1.6, 1/640 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/1.6, 1/500 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/2, 1/1000 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/1.4, 1/125 sec, ISO100)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/2.2, 1/100 sec, ISO320)

 

SONY ILCE-7RM3 (85mm, f/1.4, 1/640 sec, ISO100)

 

 

 

感想

AF

AFは駆動音が大きいだけで、R3との組み合わせではAF速度はじゅうぶんに速いです。

ポートレートの追従はAFは速く正確に動いてくれます。

悪評が多いのは駆動音が大きいので、遅く感じるのではないかと思います。

AF駆動音は最近のレンズとは思えないほど大きいです。

 

ボケ

ボケのつながりがよく、はまるととてもきれいなボケ味を楽しめます。

ぐるぐるボケがわりと大きく、玉ボケも開放の四隅はかなり崩れます。

作例の一枚目のようにうるさいボケになることもあります。

何を撮ってもどう撮ってもきれいというわけにはいきません。

逆にそれが味だと思います。

癖を理解して撮ると上質なボケを堪能できます。

 

画質

目を見張るほどの解像感です。

柔らかく上品に解像します。

GMレンズはどれも抜けがよく、色のりもこいです。

 

逆光

逆光耐性も非常に高いです。

光が強くコントラストが低下するかなという場面でもしっかり描写してくれます。

 

 

総評

ファインダーを覗くだけでテンションが上がります。

RX1で光のまわりの良さを感じたと書きましたが、光のまわりのよさを感じた二本目のレンズです。

光のまわりがいいので、ファインダーをのぞくだけで気分があがります。

これはまではSAL85F14Zを使ってきましたが、AFと逆光耐性に不満を持っていました。それが見事に克服されています。

このレンズはGMasterの第一弾として発表されました。

GMasterという企画のために85GMを作ったのではなく、85GMを開発したら、Gの枠におさまらず、Gmasterという名前を生み出さなければいけなかったのかなと思います。それほどに圧倒的な描写性能を感じます。

値段はかなりお高いですが、自分はαユーザー必携のレンズだと思います。

レンズ構成などは全く違いますが、ミノルタの85mmGレンズ、sonyのplanarの系譜継ぐαの魂と言うべきレンズではないでしょうか。

 

 

 

ソニーストア

 

 

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