SEL35F14Z (FE 35mmF1.4 ZA)
スペック
長さ×最大家 112 × 78.5mm (フィルター径: 72mm)
重量 680g
作例
α7RⅣ+SEL35F14Z
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/2.5, 1/4000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/1.8, 1/4000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/4.5, 1/250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/1.8, 1/4000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7RM4 (35mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
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感想
大きさ、重量
大きく重いです。
大きさ重さ自体はこのクラスでは普通だと思いますが、重量バランスが悪いのでないでしょうか。
SEL90M28GやSEL100F28GMはそこまで重く感じませんが、このレンズは重いです。頑張って持ち出す感じになります。
長いレンズはストラップ+カメラで動く時にどうしても壁などにぶつけやすくなるので、取り回しに気を使います。
画質
繊細この言葉につきます。
絞り値ごとに表情を変えていきます。
絞っても周辺減光の改善が遅いです。前々回の記事がわかりやすいと思います。SEL35F28Z、SEL35F14Z、TAMRON SP35mmF1.8比較
逆光もかなり強い部類ではないでしょうか。
ボケ味
すっきり素直なボケ味です。
これも前々回の記事が分かりやすいと思います。
総評
透明感、繊細
この二言がこのレンズを一番端的に表すのではないでしょうか。
開放はあっさりめの描写ですが、絞るごとに表情を変えていくレンズで、単焦点の醍醐味を感じられるレンズです。
開放はさっぱり、絞ると濃厚な色ノリ、でも上品で繊細。
換算35mmはRX1、SEL24F18Z、タムロン35mmF1.8、SEL35F28Z使ってきましたが、他の画角も含めて今まで使ったレンズではSEL24F18Zが一番感覚的に近いかなと思っています。SEL24F18よりもより繊細です。
絞って使うことが多い人はSEL35F28Zでいいかもしれません。
35mmはRX1の時に言われていましたが、寄って望遠、離れて広角と言われる(50mmでも同じ言葉を聞いたことがありますが)使いやすいレンズです。無造作に撮ると平凡になりやすいとも言われています。
よって望遠、離れて広角と万能の画角なので、一本だけ持って出かける時に35mmはよく選ぶのですが、α99Ⅱ+タムロン35mmはカメラによる疲れを減らしたい時、α7RⅡ+SEL35F14Zを使う時はこのレンズで撮りたい(透明感を期待)と思うときです。長いレンズで動く時はほんとに取り回し(ぶつけたり、ひっかかったり)に気を使います。このレンズは気を使うレンズです。
最初にも書きましたが透明感と繊細、非常にいいレンズだと思っています。
不満点は
AF/MF切り替えスイッチがない事
重い
買われる方は重さでかさを覚悟して買ってください。
Aマウントと違って、Eマウントは優等生レンズが多い気がしていますが、優等生レンズですが、ただの優等生ではない、
Eマウントらしさと、αらしさを突き詰めた一つの完成形ではないかと思います。
https://gophoto.work/35gm
https://gophoto.work/sel35f28z、sel35f14z、tamron-sp35mmf1-8比較
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